つまり、「CDの生産額が40%にまで急減」した同じ期間に、「作詞家や作曲家、歌手、演奏者などに入るお金は横ばい」あるいは「むしろ増えている」ということになる。
もっと有り体に言うと、「CDが売れなくなってレコード会社(とレコード小売店)は窮地に陥っているが、作詞家や作曲家、歌手、演奏者などはまったく困っていない」あるいは「むしろ潤っている」ということではないか。
これは一体どうしたことか。
答えはこうだ。「CDが減った分、他の新しい音楽メディアが勃興してその減少分を埋め、さらに全体額を増やした」。
それは何か。1つは「ビデオグラム」である。そしてもう1つ。インターネットによって音楽をデータとして運ぶ「インタラクティブ配信」だ。
1998年と2008年を比べてみよう(インタラクティブ配信のみ99年から)。
「オーディオディスク」 396億1000万円 → 205億1351万円
「インタラクティブ配信」 3億3000万円 → 88億9105万円
「ビデオグラム」 76億7849万円 → 174億8166万円
CDの生産額急減に伴って、レコードに由来する著作権資料はやはり落下している。興味深いのは、音楽DVDのほかゲームソフトやパチンコ機に由来する「ビデオグラム」。倍以上に増えた。「インタラクティブ配信」はまさにビッグバン状態と言っていいだろう。
- CDが売れない、でも音楽産業は「活況」の理由 「レコード」よ、今までどうもありがとう JBpress(日本ビジネスプレス)
(via clione)
- Posted:1 year ago